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私もちょこっと執筆に関わった本が 2 月中旬に出版されるそうです。どきどき。

書くための文と読ませるための文とはまた違うものだなと感じた次第であります。
正直、私以外の著者の方は大変な有名人ばかりで、一人浮いていてドウシタモノカ。

Java の foreach を使い倒す

ループというのはプログラムでもっとも重要な要素の一つであり、どのような構文をもつかでその言語の一つの顔ができるものだ。Ruby の times なんてわりと好きだが、関数型の fold, map, iter なんかもいい。Python の for も iterator ベースで、良く設計できている。Java にも foreach が出現して大変便利なんだがちょっと貧弱だよね、例えば iteri (ループしながら何周目かカウントしたい)しようとしたとたんに、昔の for を使ったり、ループの外で一つ変数を宣言するのはダサくね、とおもっていたが実はわりと簡単に回避できるのだ。

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最近読んだ本

前著の街並みの美学があまりに良かったので、続編も読んだ。率直な感想としては、前作の言い残しと個別の事例紹介が多く、前作のほどの衝撃はなかったが、個々の言及は非常にすっきりしておもしろい。

基本的な主張は前作と同じ。とりわけ、行き過ぎた商業主義、統一感のなさ、景観・芸術への国民の意識の低さが問われる。なるほどと思ったのは、日本では「内」からどのように見えるのか(内装や庭園)を気にする一方で、「外」からの見え方に無頓着というあたり。そのため、欧米では街全体で統一感のある街並みが生まれる。結局、意識の改革が必要なのかなぁと思った。テーマとする事例も幅広く、海岸、商店街、橋梁、街路、大文字、エッフェル塔と東京タワーの比較まで至る。比較のために載ってる写真を見てるとげんなりしてくる。

こうやっていろいろ見てると海外行きたくなりますね。