読書の夏

論理の教科書を一冊も持っていなかったので、いい本が無いかと探していたら教えてもらった本。うぉ、なんというか非常にわかりやすい。大学入ってから買った教科書の中で一番わかりやすいかもしれないくらいわかりやすい。学部1,2年生向けということで、わりと初歩的な部分しかカバーしてない(いや、知らないよ、初歩以外)ものの、いろんな定理だとか議論だとかテーマに関して、その背後にある目的・目標を丁寧に解説しつつ、かつ具体例を挙げながら解説しているあたりがすごく好感が持てる。「で、結局何が目的でそんな話してるの?」ってのが多かったんだよね。分からせようという気持ちがすごく伝わってくる。別に世の本すべてがそうあれとは言わないけどね。
まぁ、本の中でも指摘しているとおり、細かいところの厳密な部分は省いているとのことで、専門で進みたい人には物足りないんだろうな。まぁ、私は基本的に実装屋だし。