台湾旅行記〜交通

台湾の交通機関はとにかく安い。電車は初乗り20元(70円くらい)、タクシーは70元(250円くらい)といったところ。物価の違いもあるとは思うが、それよりも大分安いと思う。交通と食が安いのは旅行者にはもちろん、生活する上で非常にうれしい。

台北駅。大きいし、土地の使い方がゆったりしているのは、近代になってから発達した都市だからだろうか。札幌を思わせる。
台北市内は、近代的なMRTという路線を使用できる。主に地下を走っているようで、市内では所々で駅を見かける。特徴的なのは切符のシステムで、切符の代わりに磁気カードが使用し降りるときに回収されて、再度利用される。非接触タイプの、おそらく定期券を使用しているところも目撃した。駅、車両ともにきれいで、また車内とプラットフォームに段差が無いようにできている。非常に近代的。

台湾の道路は原チャリであふれかえっている。警察署前で、大量の原チャリの白バイもみた。一方で、自転車はほとんどいない。歩道は、放置自転車ならぬ、放置原チャリで埋まっている。道路には、2段階左折のための原チャリ待機場所が設置されていて、通勤・帰宅時間帯は異様な光景を見ることになる。

台湾の道路は非常に広い。ちょっとした道路でも片側2車線3車線は当たり前。歩道も広い。バスの運転が非常に荒っぽいのも、この辺が影響しているのかもしれない。道路は格子状にできている。京都と言うよりは道幅の広さといい、札幌。それから、電柱はない。電線は地中に埋まっているみたいだ。台北市内は、電車も地下。歩道橋より地下道が多い。非常にすっきりしている。計画的に作られた都市という印象を受けた。

歩行者用信号機がアニメーションするのは見てて楽しい。ついでに、カウントダウンつき。車道の信号にもカウントダウン。さらに、LED信号機が普及している。この辺りは最近になって整備されなおしたのだろうか。歩道は、日本よりも高めに設置されているが、しっかり車いす用のスロープが造られている。町中の至る所でスロープを見た。こうしたものが整備されているところは、経済的な余裕を感じる。