台湾旅行記〜日本文化

台湾にいると外国にいることを忘れてしまう。というのも、町中に「日本」があふれかえっているのだ。
台北空港からバスに乗って降りると真っ先に見つけたのはSOGO。そして、三越。なんなんだ。さらに、セブンにファミマ。台湾はコンビニ大国で、日本よりも多い。50mおきに建ってる。多すぎ。治安の良さがここにもうかがえる。代わりにスーパーは見かけなかった。店内にはいると、ハイチュウにメントスに・・・。半分は日本の製品がそのまま、あるいは現地の言葉にかえられて売られている。お菓子、カップ麺、ペットボトル・・・。どれもどこかで見たことがある。流石にないと思ったが、なんとなじみのおでんがあった。といっても、日本にあるようなおでんではなく、「関東煮」という名で棒になんか(練り物?)巻いて、おでんの器で煮てた。

極めつけは本屋だ。ファッション誌の日本っぷりがスゴイ。anan、ViVi、nonno・・・。なんか、どっかで見たことあるタイトルが並ぶ。さらに、漫画だ。ドラえもんドラゴンボールはもちろんのこと、ワンピース、デスノートなど最近のも。漫画雑誌があるから何かと思ったらマガジンだったり、サンデーだったり。台湾製の漫画とおぼしきものもあったものの、圧倒的に日本の漫画が多い。この辺は、最近になって「漫画文化」を輸入したのか? まだ書ける人がいないのだろうか。背景はよく知らない。あと、しっかり萌え文化も伝わってた。例の単語帳とか。うーん。テレビをつけると、忍者がでてたさ。うん。

台湾で一番見かける日本はTOYOTAかもしれない。乗ったタクシーは全部トヨタだった。次に多かった車はFordだな。それから、ホンダや三菱、マツダも多い。台湾に車メーカーはないのだろうか。一方で、SONYや松下などはあまり見ず、電器メーカーは圧倒的にASUSだった印象。PCはもちろん、ASUSの携帯の広告をよく見かけた。この辺の産業は流石に得意。
英語はほとんど通じないと思っていい。高校生とおぼしき学生が英語の教科書を読んでたり、TOEICの参考書が売ってたりするところを見ると、教育はしているようだが、現状は数字も通じない有様。むしろ日本語の方が通じる。年配の人はふつうに日本語をしゃべれたりするのは、かつての日本語教育の影響なのか。それだけではなくて、若者にも浸透しているようだ。明らかに台湾製の本に、ワンポイントでひらがなが書いてあったりするのは、日本の書籍に英語が書いてあるのと同じ感覚の気がする。助詞の「の」はすでに台湾語に組み込まれてるかのごとく、町中でたびたび見かけた。なるほど、「親日」を感じた。
ゲームセンターで流行っているのは、太鼓の達人だ。言語なんかお構いなし。何で日本語でキューティーハニーが流れてるのかと思ったよ。あと、ボンバーマンをやってた・・・。あれって、そういうところでやるもんか? コンビニやバス内で日本の音楽をたくさん聴いた。歌っているのも歌詞も確かに中国語。たまに、日本語の曲がそのまま流れてた。ホントにここは外国なんだろうか・・・。