最近読んだ本

調子が出ないので日記でも書く。ということで、どこぞの Blog に触発されて、もりもり新書やら文庫やらを読んでいる。amazon が便利すぎる。内容までサーチできるといいんだけど、それは出版社が許さないだろうな。Blog の書評記事から内容を特定して○○とかならできそう。ところで、新書文庫の違いってなに?と思ったら、サイズだったのか。

かなりよかった。日本の街並みが西欧のそれと比べてどうしてださいのかが多角的に語られている。このテーマ自体が以前からずっと興味があった。電柱と電線を地中に埋めるべしという某高校時代の先生の主張をああ確かにと思っていたものの、本郷通りの工事でどうもたいして成果が上がってない(たいして景観がよくなってない)のを見て、これはどうしたものかと思っていた。

なるほどと思ったのは、塀などによって空間が区切られてしまっている、不要な看板が建物の輪郭をぼかしている、建物が道路に対して近すぎて全体が見えない、街全体で統一感がない。などいろいろ。さて、読み終わってから改めて大学を見渡せば、なかなか趣のある建物があるじゃないか。古い建物だけではなくて、新理一号館もなかなか細部にこだわりが見えるし。まぁ、場所が悪いんだけど。

以前読んだマーヴィンハリスの本と内容的に似ている、食に関するウンチク本。内容的にも地域の特色の違い(気候・風土)と、食文化の違いに言及する辺りよく似ている。ただ、何か強い主張があるというよりは、本当にウンチクで終わってる感じがあってちょっと残念。著者が日本人ということで、日本の食文化にふれていたのはうれしい。それから、発酵食品マニアっぽくて発酵させるという知恵がいかにすばらしいかが語られている。臭い食べ物も大好きらしく、そう、かのシュールストレミングも出てくる。

缶のラベルには、開缶するときの注意事項が書いてある。1決して家の中で開けてはならない。・・・

ゴメンよ。
臭い測定値の値が出ている。

野球部の学生の靴下 490AU
シュールストレミング 8094AU

ゴメンよ。

どうしたら幸せな金持ちになれるのかの教訓本。自分の好きなことをやって生きていくのが一番幸せなのだという一貫した主張で、いくつかの「秘訣」が語られる。対話風にかかれていて読みやすい。ただ、最終的に経営のはなしになっていって、あー、幸せな金持ちの研究者にはなれないんだなと思った。いろいろ、生き方に関して考えさせられる。