運の要素、運の要素って

こないだのエントリの続きですが、スラドとかみるとどうも運の要素にこだわる人がいるなぁという印象があります。要は不確定ゲームでプログラムの強さをはかれないじゃんという議論ですが、んなものは検定だよという気がします。一部の局面だけ〜とかにこだわる人は、すべての不確定要素で積分すればいいと思う。

さて、じゃぁオセロや将棋などの確定ゲームでプログラム A がプログラム B に勝ったら A は B より強いんですか？　結局強さをはかるっていうのはそんなに簡単じゃなくて、そういったゲームでも最終的には検定に落ち着くのがふつうでしょう。メンドクサイのは、確定ゲームの場合、評価関数に乱数なりなんなりを入れないと毎回同じ手になってしまう。じゃぁ、ノイズを入れればいいのかというと、それで致命的に弱くなったら？　以前、いろいろ議論があった末に、ランダムオープニングから白黒逆順にして有意検定かなぁというところに落ち着いた覚えがあります。こういう特殊ケースでの成績で強さをはかるのが適切かというと、必ずしもそうはいえないですが、まぁしかたがない。何が言いたいのかというと、不確定ゲームの方が強さの比較が楽じゃね？ということです*1。

確定性完全情報以外というと、不確定で完全情報といったらモノポリーがありますね。確定で不完全情報ってないかなぁと思ったら、そうか軍人将棋か・・・。

*1:かなり適当な議論ですけど