脳細胞が集まったら脳になるのか

というような議論を研究室でしていたので聞いてたら、なかなかおもしろい言及を聞いた。脳機能というのは脳細胞によって構成される計算機の上で動くソフトウェアなんだという解釈。なるほど。自分は何となく、脳細胞(と呼ぶのでいいのか?)を集めると、それで脳が構成されるんだけど、現実的なサイズのシミュレーションができないからそういうことはしない、という立場だったんだけど、それがいかに楽観的かということを諭された気分だ。論理回路が NAND ゲートだけで理論上構成されるとわかっても、NAND ゲートを組み合わせて CPU ができるかというと、CPU はその上で動くソフトウェアであって*1、恣意的に CPU を生み出そうとしないととてもできそうにないだろう。λ計算が、以下略。

GP とかのはなしを聞くと、意味のあるところに収束するのは難しいよなぁという直感をもっていたんだが、「脳」というなんとなく神秘的で自然発生的なモノに対しては、楽観的に考えすぎていたんじゃないのかと思った。言語も然り。

*1:いろいろ足りないけど割愛