画像技術と研究のインパクト

MotionPortrait Inc.

研究室で上のサイトを教えてもらった。ぱっとみですごい。たった 1 枚の顔写真から作れるそうだ。最初はパーツの識別をして、回転しているように適当な非線形変換を施しているだけなのかなと思ったら、どうやら 3D モデルを作って、再レンダリングしているようだ。Flush のデモはレンダリング結果のただの JPEG かな? おそらくその前段階で顔パーツの自動識別、目や口などのパーツの再構成もおこなっているんだろう。こんなにきれいに行くものだとは知らなかった。Siggraph '07 でデモがあったようで、30 秒くらいでモデルを作るとのこと。速い。いろいろサービスが作れそうですね。

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もう一点。デジカメを中心に、顔認識が製品ベースで流行ってますが、それに対する別の応用で関係ない人の目に線を自動で入れてくれるみたい。顔認識自体はデジカメに搭載されるくらい古くからある技術なんだろうけど、こうやって今更のように応用がでてくるのも奇妙ですね。しかし、このサービス思いつかなかった・・・。情けない。

どれも研究の見せ方がうまいよねぇ、みたいなことをちょっと研究室で話してた。え?こんなんできるの?的なすごい衝撃があるわけで、画像処理の人は楽しそうだなと(ぉ 隣の芝? 言語処理はどちらかというと、こういうインパクトのある見せ方がなかなか少なくて、現実に一般の人にすごいと思わせるのは情報検索くらいなんだろうけど、あれも「すごい」部分は言語じゃなくて検索(DB)の部分だからね。何でかなと思ったときに、どうも生成の研究はインパクトがあるんじゃなかろうかというはなしをした。Motion portrait の例もそうだし、初音ミクもそうだし。音声認識よりも音声合成の方がすごそうじゃないですか? そういえば言語処理の多くは認識や識別ですよね。こんなのが一時流行ったそうだ。翻訳や要約は、ちゃんと作るには難しすぎるし、関西弁ジェネレータとか作ればいいんだろうか。