CDT 3.0.0

統合開発環境に何を求めるかというのは人によって違うとは思いますが。私としては、一番重要なのはソースの管理とビルドの管理(debug、releaseの別、コマンドラインオプション)、visualなデバッガ(ブレークポイントやらなんやら)といったところが重要で、一段下がってエディタの機能。いっそ、Emacsでいいと思ってるわけだから、それと同等あるいはそれにないくらいは欲しいなと。その点、EclipseEmacsキーバインドの設定がデフォルトで入っているし、いわゆる.押すと、候補が出てくるヤツとか、フォーマッタとか。それから何よりリファクタリングツールがいい。かなりいい。Javaの開発環境としては、Visual Studioより何倍も上回ると思う。
と、前置きはこれくらいで、残念ながらJavaの環境は整ってるものの、じゃぁC++がかけるかというとこっちは別プラグインの形をとっていたのだが何とも貧弱。ビルド周りはmakefileベースで、これを書くのがとことん億劫だと思っている私としてはかなりいただけない。リファクタリングツールも付いていないし、フォーマッタもない。デバッガもうまく動かなくて*1、使っていなかったわけだが。
研究室でそろそろソースを書きたいわけだが、環境をどうしようかと思って再度CDTをインストール。と、versionが3.0.0に。で、これがよい。makefileはソースファイルを作るたびに自動で編集してくれる、フォーマッタは無いものの、ようやく自動でインデントしてくれるようになった、デバッガもJava版のそれと同様の動作をしてくれる。そして、何より驚いたのがリファクタリングツールが付いてる! といっても、まだRenameだけだが、今後順次拡張していくことを期待させる感じだ。しばらく使ってみるかな。しかし、background jobがおおい。マルチコアが欲しいなぁ。VS2005発売直前なのにね。でも、gcc4はかなりキているという話だし、これはもうVSいらないかもなぁ。

*1:よく考えれば、この辺りは以前からあったような気がする