A 列車の世界

最近すごく思うのは、鉄道会社すげぇということです。なんというか、A 列車の、あるいはモノポリーの世界。完全に「街」を作ってます。国です。

  • まず電車を走らせます。
  • 他の路線と交差したら乗換駅にします。
  • 各駅にスーパーを作ります。あるいはデパートを作ります。
  • 人が集まります。
  • 収益が上がります。
  • 駅を改装してきれいにします。
  • 新しい車両も用意します。
  • ショッピングセンターも作ります。
  • 地価が上がります。
  • 高所得層の人が集まります。
  • 物が売れます。
  • 収益が上がります。

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多くの鉄道会社が多角経営していることからわかるとおり、これが全部一企業によってなされています。単にいろいろ商業施設を建てるだけでなく、駅前はきれいに清掃され、いろんなイベントも催され、 駅前にはプランターが置かれ、観葉植物が置かれ、きれいに整備されます。こういう様子は、鉄道路線各社で独自の色が出ているような気がします。まさに、お客様の(その地にすむ人の)生活を支えている。以前すんでいたところがそうだったように、今までこうした街作りは行政の仕事という風に捉えてましたが、最近見方がわかってきました。今後引っ越す機会があったときも、こういう部分を見ながらすむ場所を決めると思います。

企業の価値観って本当に大事だと思いますよ。