ミニチュア写真風フィルタ

ちょっと最近作っているのが、ミニチュア風フィルタです。Tilt Lens でぐぐるとたくさん引っかかりますが、本城直季さんの写真集を始め、ここ数年 Tilt Lens を使ったミニチュア風写真が流行っているみたいです。原理自体は単純なので昔から有りそうなものですが。探すと、photo shopなどを使ったデジタル処理も載っているのですが、いかんせんレタッチソフトのぼかし機能はこうしたようとに使うためのツールではないため、若干不自然です。具体的には、本来ピントのあった点からの距離に応じてぼけ量が大きくならないといけませんが、こうしたレタッチツールはそのようになっていません。まじめにこれを実現するには、ボケ量が変わるように何度もぼかしフィルタを適応する必要があります。

ということで、今回専用のミニチュア風フィルタを作ってみました。やっていることは簡単で、ピント点からの距離に比例させてぼかしているだけです。愚直に実装すると遅いので、多少の工夫が必要です。Opne CV を使っています。楽ちん!

元絵

処理後

1600 くらいのサイズでも5秒くらいで処理は終わります。ちゃんとボケ量調整をしているのでナチュラル。

いいのがたくさんできたらまとめてアップしたり、今後のテーマとしてミニチュア風ビデオを作ってみたいところ。