中指でエレベータのボタンを押してはいけません

タイトルの話は、偶然いいタイミングで ysn に聞いた話です。趣旨からははずれますが、エレベーターで注意して「自分」を観察すると、意外に中指で押していることに驚かされます。

英語国ではこの中指のしぐさは特に強烈な意味を持っているから、うっかり中指で何かを指し示したりすると大変なことになり兼ねない。

ここのところ、ワークショップなどで西洋人が話すのを見る機会がたくさんありました。彼らの話す姿を見ていてすぐに気づくのは、身振り手振りが非常に大きい。身振りの取り方の国による違いというのはなかなかおもしろいテーマです。本では身振り手振りに限らず、足の組み方とか姿勢の取り方とか首の曲げ方の文化による違いなども紹介されています。後半になるにつれて、比較の列挙で終わってしまっているのが残念。そういえば、挙手するときに指を全部伸ばすのがふつうだと思っていたら、向こうの人は人差し指だけあげたり、ぐーのままあげる人が多かったなんていう経験もありました。仕草の中にも国によってタブーがありますから、こうした知識を仕入れておくことは悪いことではないと思います。

全般的に英語圏の人の方が空間を大きく使い、日本人の方が小さくつかうということのようだ。日本の方が狭いからといった言及が見られるが、なんとなくうさんくさい。イギリスだって狭いじゃん。むしろ、狭い街作りというのが問題になってくるのかな。すると、どうして日本はこんなに狭く土地を使っていたのかというのが気になるわけですね。あぁ、それは馬車の文化の有無なのかもしれない。まぁ、この辺は余談。