雑談 3 時間

夜、先生が研究室にあらわれて、そのまま雑談。計 3 時間。内容が自分的にツボだったのでいいんですが。

最初は全然関係ない話しているんですが、たいていいつも国と国の間の文化の違いの話になります。ボクと話してるときだけ? 今日おもしろかったのは、ヨーロッパ諸国の文化的エリート階層の人は、アメリカ的大衆文化(ハリウッドやディズニーランドといった類のモノ)にたいして、ある種の嫌悪感や軽蔑の感情を抱き、またそういった層の人がわりあい多い(大学の教員といった人たち、あるいは大学生・院生でも一定以上いるそうな)。一方で、日本ではこうした大衆文化や目新しいものに価値観を見いだす層がかなり広く、大学教員や大学生の間でもこうした文化は大概の場合受け入れられる。例えば、プラハを「ディズニーランドみたいなところだよ」といえば、日本では褒め言葉かもしれないが、ヨーロッパでは明らかな軽蔑の発言と捉えられるとのこと。そのため、ヨーロッパでは伝統的な建物、文化、アンティーク品に高い価値を見いだすのに対して、日本では全く逆をいくということだ。伝統楽器による音楽(日本でいえば琴や三味線の類)に若者が熱狂し、スターバックスは「ださい」そうな。

ヨーロッパ人が街並みを高いレベルで保とうという姿勢は最近読んだ何冊かの本に書かれていて、ホントかいなと違和感を覚えていたが、少し納得がいった。