amazon 評価値の平均の是非

さて、上の本が amazon でどれくらいの評価かと思ったら星4つくらいでした。「平均」すると。しかし、この平均評価って何の意味があるんでしょうか。

よく評価内容を見てみるとこれがてんでんばらばらで、読み物としておもしろかった人は星5つ。専門的な知識のある人や最新の研究動向を知りたい人にとっては、陳腐化しているとか内容に間違いがあるとかで星1つという感じである。新書に高い専門性や信頼性を求めるのはどうかとおもうが、それはさておき注目したいのは人によってかなりばらけるということ。この平均評価値というのが、未読者にとっての評価値を推定するタスクだとするならば*1、職業も年齢も趣味も嗜好もバックグラウンドも違う人の平均をとってユーザーである「あなた」にとっての評価を推定するというのはあまりにナンセンスじゃないですかね? 一言で言えばパーソナライズドということになりますが、こういう点、評判分析の人はどういうこと考えているんだろうか。

*1:amazon としては、単に平均値を表示しているだけでしょうが